おはようございます、ザキヤマです。PayPayも使いますが、最近メルペイをよく使います。
今回はヤフーのショッピング周りのトピックスについて。PayPayの登場から2年以上が経過し、広く普及しておりますが、ヤフーではPayPayを含む自社が提供している決済手段がいくつかあります。
具体的にはYahoo! JAPANカード、PayPay、PayPayボーナス等になりますが、こうした自社決済が自社ショッピングサイト「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」でどの程度使われているのか、いわゆる "インハウス決済比率"について見ていきたいと思います。
まずは、「ヤフーのショッピングサイトのインハウス決済比率はPayPayが導入されてどのくらい変化したのか?」という問いに対しての回答から。結論としては、直近2020年3Q(10-12月)の比率で60.1%となっております。「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」で買い物をするユーザーの6割がヤフーにおける決済サービスを利用しているということになります。
PayPayのインセンティブキャンペーンはどのくらい効果があったのか
・インハウス決済比率の推移
FY2018 4Q:26.7%
FY2019 1Q:28.7%(PayPay導入)
FY2019 2Q:35.0%
FY2019 3Q:52.1%
FY2019 4Q:57.0%
FY2020 1Q:54.8%
FY2020 2Q:53.9%
FY2020 3Q:60.1%
これまでの推移としては上記の通り。PayPayを導入したのが2020年3月期の1Qになりますが、この時のインハウス決済比率は28.7%でした。そこから半年後の、2020年3月期3Qに52.1%まで大きく跳ねるわけですが、その要因として考えられるのが以下スライドで記載されているキャンペーンかと思います。
「PayPayモール」にて2019年11月1日から実施した「PayPayモールで100億円相当あげちゃうキャンペーン」。このキャンペーン実施の効果は非常に大きかったと思います。このほかにもYahoo!ショッピングで年末感謝セールなども実施しており、こうしたキャンペーンの数々による効果として インハウス比率を結果的にQonQ+17.1ptと大きく押し上げました。また、この伸びは一時的ではなく、その後も水準を落とすことなく進行している点もポジティブかと思います。

ちなみに、ヤフーショッピングで検索すると、"PayPayボーナスがもらえる!ネット通販" という訴求となっており、PayPay推しであることがよくわかります。

ちなみに、ヤフーショッピングで検索すると、"PayPayボーナスがもらえる!ネット通販" という訴求となっており、PayPay推しであることがよくわかります。
・ZHD 2021年3月期第3四半期決算(累計)
売上収益:8738億1500万円(前年同期比+15.0%)
営業利益:1422億2600万円(同+15.1%)
純利益:668億6900万円(同-10.9%)
※IFRS
そんなZホールディングスの3Q累計での決算は上記の通り。売上・営業利益が好調な進捗となっておりますが、次回通期決算での着地とLINEとの経営統合によるさらなる拡大に期待です。
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