おはようございます、ライブに行きたい ザキヤマです。

今回は先日3Q決算の発表のあったDeNAの決算について。2Qに続いてライブストリーミング事業について触れてみたいと思います。

※IFRS

まずはDeNAの3Q累計決算を見ていきます。数字は上記のとおり。約13%の増収、利益面については 前期は大きな減損損失もあり赤字となっておりましたが、今期については3Q段階で253億円の営業利益と大きな利益を残しております。

その中で、前四半期に続いて存在感が出てきているのが「Pococha（ポコチャ）」を中心としたライブストリーミング事業。3Q単体での売上収益は60億円、セグメント利益14億円となっております。四半期での売上が初の60億円を記録しております。ちなみに、全体の売上収益に占めるライブストリーミング事業の売上シェアは以下のとおり。

ライブストリーミング事業 四半期の推移です。直近9ヶ月で大きく伸びているのがわかります。今期は利益も毎期残しており、新たな事業の柱となってきております。4Qの投資次第ですが、ライブストリーミング事業だけの営業利益で通期50億円程度の規模となるかもしれません。

課金含めたアクティブユーザーの推移。今期1Qでの急成長以降で、下がることなく一定の水準を保ちながら進行しております。2020年末からマーケティング活動も積極化しているとのことで、さらなる拡大に向け順調に推移しているかと思います。ちなみに、ダウンロード数は2020年12月末に220万ダウンロードを突破しております。

今後の注力施策です。引き続きライバーとリスナー双方の獲得を強化していくことが足元の動きかと思いますが、ジャンルの拡大やグローバル版の開発の進行といった、新たな動きの進捗も気になるところです。

4Qでプロモーション強化もされるかもしれませんので、経営指標含め各種KPIがどこまで成長してくるのか、次回決算発表が楽しみです。