おはようございます、決算シーズンなので目が痛い ザキヤマです。
セプテーニの決算が出たので、ザックリと振り返っていきたいと思います。全体としても好調な推移となりましたが、今回はデジタルマーケティング事業にフォーカスして見ていきます。
▼セプテーニFY2021 1Q
収益:52億7500万円(前年同期比+20.9%)
Non-GAAP営業利益:12億1500万円(同+97.9%)
Non-GAAP営業利益率:23.0%
純利益:8億6500万円(同123.2%)
まずは全体業績から。グラフのとおり二四半期連続で良い成長が続いておりまして、収益およびNon-GAAP営業利益ともに過去最高を記録しております。収益性も上がっており、Non-GAAP営業利益率も23.0%の水準まで来ております。
売上の増加に対してコストはほぼ横ばい推移となっており、利益も伸びていることと思います。在宅ワークということもあり、コストが抑制されていることがわかります。
ここからはデジタルマーケティング事業にフォーカスして見ていきます。1Qのセグメント業績は以下のとおり。
▼デジタルマーケティング事業 1Q
収益:47億400万円(前年同期比+22.6%)
Non-GAAP営業利益:19億7100万円(同+53.2%)
Non-GAAP営業利益率:41.9%
※参考(売上高)226億500万円(同+20.4%)
春先はコロナ禍初期で苦戦した様子が見て取れますが、その時期を底にFY2020 4Q(7-9月)から売上・利益が大きく拡大をしております。これはコロナ禍での消費全般のオンライン化に伴う需要の取り込みや、電通グループとの協業が進捗、海外デジタルマーケ事業における損益改善があったとのこと。
この点に個人的に注目をしておりますが、電通グループとの業務提携から2年が経過して、協業顧客数も増加。1Q段階で57まで拡大しており増加が続いております。取扱高は初年度比で3倍以上とのこと。
電通協業案件=上記のブランド広告取扱高に当てはまるわけではないと推測しておりますが、協業の効果と比例する形でブランド広告取扱高が伸びております。1Qは22.9億円まで拡大し、デジタルマーケティング事業における構成比で10.1%まで到達し過去最高となっております。
直近のトピックスとしては10月末に中間持株会社として「セプテーニ・データ・ソリューションズ」を設立しております。
これは、グループ会社であるトライコーン、ミロゴス、セプテーニ・オリジナル、SEPTENI TECHNOLOGY CO., LTD.の4社を統括して設立。組織再編でDX化需要に対応していくとのこと。データ・ソリューションズの動向にも注目です。
今後も良い決算が続いていきそうな様子を感じます。2Q以降のセプテーニにも期待です。
[東京都立 戯言学園]
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