おはようございます、自己投資は積極的に行っていきたい ザキヤマです。
ここ最近、新規上場および上場承認が多いですが、先週新たに上場承認を受けたのが化粧品の製造・販売事業のプレミアアンチエイジング。10月28日上場予定です。おめでとうございます。
化粧品ブランド「DUO」や、その姉妹ブランドの「CANADEL」といったブランドを展開している企業ですが、最近ではテレビCMをよく見かけますし、Web広告も多く見かけます。そんなプレミアアンチエイジングがどのくらい広告宣伝費に投資しているのかをザックリと見ていきたいと思います。
▼2020年7月期 通期業績
売上高:205億800万円(前期比+71.9%)
営業利益:16億5300万円(前期比+583.0%)
営業利益率:8.0%
経常利益:16億3500万円(前期比+595.7%)
純利益:11億4300万円 (前期比+556.8%)
まずは業績から見ていきますが、2020年7月期の通期業績は上記のとおり。2018年7月期以降で売上・利益ともに右肩成長が続いております。最新2020年7月期は大幅増収増益ですが、収益性も改善し 営業利益率が8.0%となっております。2021年7月期は見込みですが、売上252億円・営業利益26億円を見込んでおり引き続き大きな成長となりそうです。
・広告宣伝費
2018年7月期:22億4500万円
2019年7月期:57億5300万円
2020年7月期:90億300万円 ※
2021年7月期(見込み):104億4800万円
※2020年7月期の数字は「2021年7月期の業績予想」の記述より算出
続いて 広告宣伝費の推移ですが、こちらも売上に比例する形で右肩に上がっております。最新2020年7月期は 先日プレスリリースで出た「2021年7月期の業績予想」の記述より算出しておりますので あくまで参考値ですが、約90億円程度の広告宣伝費が投資されているものと思われます。また2021年7月期は104億4800万円の宣伝費が見込まれております。KinKi Kidsさんや米倉涼子さんを起用するなどキャスティングも大物起用となっており、コストとしては高い水準にあると思います。
・売上高広告費率
2018年7月期:45.1%
2019年7月期:48.2%
2020年7月期:43.9% ※
2021年7月期(見込み):41.3%
※2020年7月期の数字は「2021年7月期の業績予想」の記述より算出
ではどれくらい広告宣伝費が大きいのかという点ですが、それを測る一つの指標である「売上高広告宣伝費率(売上高に占める広告宣伝費の割合)」は上記のとおり。2019年7月期で48.2%、2020年7月期も43.9%(推測)で、非常に高い数値となっております。ただし、売上の上昇や広告宣伝費の適正化などもあってか徐々に比率としては下がっていくかもしれません。
下記、以前に書いた参考エントリーですが、上場時で売上高広告宣伝費率が高かった企業としては、メルカリの64.3%(2017年6月期)、Gunosyの62.1%((2015年5月期))、Sansanの61.1%(2018年5月期)あたりがあります。これらの企業の水準とまではいかないものの、プレミアアンチエイジングも高い水準であることがよくわかります。
参考エントリー:
上場後にどんな展開を見せるのか、業績もですが ”広告宣伝費” にも注目していきたいと思います。今日はこの辺で。
[東京都立 戯言学園]
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