おはようございます、ラーメン作りにハマっております ザキヤマです。
カカクコムの通期決算が出てきましたので、2020年3月期通期決算をお届けしたいと思います。引き続き安定感のある決算でした。
◆全体業績
▼2020年3月期通期決算
売上収益:609億7,800万円(前年同期比+11.2%)
営業利益:272億1,700万円(同+8.6%)
営業利益率:44.6%
純利益:183億4,800万円(同+9.9%)
※IFRS
▼2020年3月期 4Q単体
売上収益:157億2,200万円(前年同期比+5.2%)
営業利益:63億3,300万円(同-7.9%)
営業利益率:40.3%
当期利益:43億6,900万円(同-5.4%)
※IFRS
通期数字は増収増益で着地。売上収益が609億円、営業利益272億円で過去最高業績を記録。営業利益率も44.6%と今回も高い水準で着地。4Q単体で見ますと新型コロナウィルス感染症の影響もあり減益となっております。
▼2020年3月期4Q売上シェア
価格.com:62億6,200万円(シェア率 39.8%)
食べログ:65億1,300万円(シェア率 41.4%)
新興メディア等:29億4,700万円(シェア率 18.7%)
もう少し深掘って見てみます。YonYで 価格.comはサービスが特に伸びていて、食べログは飲食店販促と広告が伸びていることがわかります。逆にユーザー会員がYonY-19.1%と減少。新興メディア等はYonY+20%上の大きな成長を遂げております。
◆価格.com事業
価格.com全体:239億6,000万円(前年同期比+6.4%)
-ショッピング:93億2,800万円(同+0.8%)
-サービス:100億4,600万円(同+22.9%)
-広告:45億8,500万円(同+3.0%)
個別で見ていきます。価格.comは全カテゴリで成長。直近4Qのサービス事業は新型コロナの影響により海外Wi-Fiレンタルのトラフィックと申込数が減少したが、金融カテゴリーにおいてクレカ等が好調に推移し、引き続き増収となっております。
◆食べログ事業
▼2020年3月期通期売上
食べログ全体:263億6,900万円(前年同期比+8.3%)
-飲食店販促:215億900万円(同+12.6%)
-ユーザー会員:23億3,700万円(同-19.1%)
-広告:25億2,200万円(同+7.0%)
直近4Q 有料プラン契約店舗数は59.1千店舗、1店舗あたりの月額料金は、ネット予約人数の減少により30.2千円となっております。この点はコロナの影響を受けており、外出自粛の影響を受け、2月下旬から大幅に減少推移となっております。
今後もコロナの影響が出るかと思われますが、テイクアウト需要への対応も加速させ 対策を行うとのこと。ここは次回決算での進捗に注目したいところ。
◆新興メディア等
▼2020年3月期通期売上
新興メディア等:106億4,900万円(前年同期比+33.6%)
-新興メディア・ソリューション:84億2,600万円(同+34.8%)
-ファイナンス:22億2,300万円(同+29.3%)
コロナの影響でトラベル領域の売上が減少したが、求人ボックス、タイムデザイン、スマイティ及びカカクコム・インシュアランスが好調に推移したため、新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業は増収となっております。
以上、カカクコム2020年3月期の通期決算振り返りでした。上記にもある通りコロナの影響を受けているサービスが複数ある状況でして、今後の外出自粛等の動きも合わせて注視していきたいですね。今期も追いかけてまいります。
出典:カカクコム2020年3月期 通期決算説明会資料
[東京都立 戯言学園]
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