おはようございます、決算シーズンんで寝不足になりそうな ザキヤマです。


ということで春の決算シーズン到来なわけですが、コロナで発表延期や未定が相次ぐ中、いつも発表の早い サイバーエージェントは相変わらずのトップバッター感で 2020年9月期2Qの決算が出てきましたので、さっそく決算を振り返ります。

◆全体業績
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▼2020年9月期第2Q決算(1-2Q累計)
売上高:2,448億5,300万円(前年同期比+7.3%)
営業利益:202億3,100万円(同+45.0%)
営業利益率:8.2%
経常利益:202億3,400万円(同+47.4%)
純利益:47億6,000万円(同+337.9%)

▼2020年9月期第2Q決算(2Q単体)
売上高:1,291億7,200万円(前年同期比+10.1%)
営業利益:124億9,800万円(同+45.3%)
営業利益率:9.7%(同+2.4pt)
経常利益:125億900万円(同+46.1%)
純利益:33億400万円(同+1837.4%)

まずは全体業績から。全経営指標がYonYで増加するなど 相変わらずの強さを見せてきております。QonQでも大きく増加しており、特に利益面は著しい伸びとなっております。営業利益率も年比とQ比ともに増加。


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Q売上の1,291億円は同社のQ売上としては過去最高を記録。まさに成長止まらずです。


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営業利益は124億9,800万円で着地。ゲーム事業の増益によりYonYで45.3%増加の好着地となっております。ちなみに、ABEMAを中心とした先行投資事業の営業損失は▲42億円。

◆ネット広告事業
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▼2020年9月期2Qネット広告事業
売上高:727億(前年同期比+9.2%)
営業利益:67億2,000万円(同+23.7%)
営業利益率:9.2%
※2Q単体

ネット広告事業ですが、売上727億円はQ売上過去最高を記録しております。(前Qに続き更新です)利益もおそらくQ過去最高の営業利益で、営業利益率も久々の9%超えとなっております。


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コロナ関連の影響は主に3Q以降から発生してきそうです。この点は次回決算発表を注視したいと思います。


◆ゲーム事業
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▼2020年9月期2Qゲーム事業
売上高:448億円(前年同期比+12.4%)
営業利益:104億円(同+39.8%)
営業利益率:23.3%
※2Q単体

ゲーム事業 大きく伸びました。Q売上および営業利益としては過去最高を記録。というか大幅更新という大躍進。ゲーム事業単体でのQ営業利益が100億を超えたのは史上初です。グランブルーファンタジー、プリンセスコネクト、バンドリ!の3タイトルの周年記念と新規タイトル「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」が主に奏功した模様。


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今後については、新規タイトルが複数控えますので、この辺りの進捗はいつもながら気になるところ。


◆メディア事業
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▼2020年9月期2Qメディア事業
売上高:138億円(前年同期比+18.8%)
営業利益:▲42億円 (前年同期▲43億円)
※2Q単体

メディア事業は、引き続き積極投資が続いております。売上は138億を記録しておりますが、こちらは引き続きABEMAが牽引。


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AbemaTVの進捗については、開局4年でダウンロード数が5,200万DLを突破。WAUに関しては、巣ごもり需要もあり年末年始も1,490万WAUを記録。おそらく過去最高です。MAUも着実に伸びております。


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有料会員「ABEMAプレミアム」の会員数はYonY 約1.7倍の67.7万人まで成長。毎Q安定の成長推移を見せております。12月末までに100万人を目指すと明言しており、年内どんな施策を打ってどこまで伸ばしてくるか この巣ごもり市況の中で注目です。


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競輪チャンネルを開設して1年ですが、取扱高が急拡大しており、2Qでは35億円に。これも同事業の大きな柱となりつつあります。


以上、サイバーエージェント2020年9月期2Q決算振り返りになります。今回多くの過去最高を生むなど、上半期経過時点で絶好調なサイバーエージェントですが、3Q以降でのコロナの影響などが気になります。次回決算発表を待ちましょう。ではまた。

出典:サイバーエージェント2020年9月期2Q決算説明会資料

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