おはようございます、最近メルマガに興味があります ザキヤマです。
昨日出てきました ユーザベースの本決算をザックリと振り返りたいと思います。同社も事業軸が多くなってきましたので、各事業毎の数字も軽く振り返ります。
<2019年12月期通期決算>
売上高:125億2,100万円(前年同期比+34.1%)
EBITDA:▲4億1,100万円(同11億8,700万円の黒字)
営業利益:▲12億3,600万円(同8億3,000万円の黒字)
経常利益:▲14億2,900万円(同5億3,300万円の黒字)
純利益:▲16億2,000万円(同6億1.000万円の黒字)
※EBITDA=営業利益+減価償却費(のれん償却費含む)
全体業績から。売上高が初めて100億円を超えて 125億2,100万円(前年同期比+34.1%)を記録。前期比30%以上の高い成長。利益面は計画通りの投資内容もあり上記の着地となっております。
サマリーは上記の通り。Quartz事業の広告売上減少もありましたが、総じて良い進捗。事業毎に振り返ります。
・SPEEDA事業
セグメント売上高:45億4,300万円(前期比+25.6%)
セグメントEBITDA:13億8,600万円(同+64.0%)
EBITDA率:30.5%
セグメント利益:12億9,500万円(同+67.1%)
SPEEDA事業は非常に安定感のある推移。EBITDA率も30%超えを記録しております。
契約数も順調に増えており、年間純増数は過去最高を記録しております。このタイミングで、創業期の増加ペースとなっております。
新KPIのMRRもこの推移。
・その他B2B事業
セグメント売上高:8億7,100万円(前期比+140.6%)
セグメントEBITDA:▲1億2,700万円
セグメント利益:▲1億4,600万円
※決算短信上の「その他事業」の数値になります
その他B2B事業が好調。B2BマーケティングプラットフォームのFORCASがが成長を牽引しており、大きな伸びを見せております。
FORCASのMRRも順調に推移。
・NewsPicks事業
セグメント売上高:41億9,000万円(前期比+40.4%)
セグメントEBITDA:3億8,900万円(同+28.3%)
EBITDA率:9.3%
セグメント利益:3億4,200万円(同+19.8%)
NewsPicks事業は順調な推移。有料課金も引き続き好調ですが、広告売上が4Qに過去最高を記録しております。
有料会員数が大幅に増加。2019年12月末段階で147,156人となっております。法人事業の立ち上がりが好因となっております。
ARPU(2019年12月)
法人+個人:1,162円
個人のみ:1,437円
・Quartz事業
セグメント売上高:29億4,300万円
セグメントEBITDA:▲20億5,200万円
セグメント利益:▲27億2,100万円
有料課金事業立ち上げへのリソースシフトにより広告売上が大きく減少。EBITDAも計画内の投資でしたら、上記の着地となっております。
その有料課金事業は堅調に立ち上がっております。1年間で12,802人のユーザーを獲得しております。MRRは上記の通り。
以上、ユーザベース2019年12月期通期決算振り返りになります。今期の業績予想は売上高150-160億円、EBITDA黒字の予想となっております。コロナウィルスの影響によるSPEEDA中国事業の営業停止もあるようで、昨今の世の中の動きから多少の影響がありそうです。今期の進捗も楽しみです。
出典:ユーザベース2019年12月期決算説明資料
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