おはようございます LINEのパスワードがわからなくなりマジで困ってます ザキヤマです。
LINEの2019年12月期決算が出てきました。全社的には積極投資が続く形となっておりますが、今回は広告事業にフォーカスして書きたいと思います。
◆全体業績
<2019年12月期通期決算>
売上収益:2,274億8,500万円(前年同期比+9.8%)
営業利益:▲389億9,700万円(前年同期▲161億1,000万円)
純利益:▲468億8,800万円(前年同期▲37億1,800万円)
※IFRS
・地域別売上
日本:71%
海外:29%
まずは全体業績から。売上は伸長いたしましたが、利益面については Fintech領域へのプロモーション費用と開発費用といった積極投資があったことにより 数字としては大きなマイナスとなっております。先述した売上伸長については広告の伸びが起因しておりまして、その辺りを少しだけ深掘ってみたいと思います。
出典:LINE 2019年12月期通期決算短信
<売上詳細 2019年12月期通期>
・コア事業
広告:売上 1,248億4,200万円(前期比+15.3%)
コミュニケーション・コンテンツ・その他:売上 718億6,900万円(前期比+2.4%)
・戦略事業
Friends:売上 191億8,900万円(前期比-2.0%)
その他:売上 115億8,500万円(前期比+25.9%)
短信より引用ですが、上記がサービス別の2019年12月期通期売上収益の数字になります。広告事業は年間売上 1,248億4,200万円を記録し、前期比+15.3%と 規模感に対しての成長率としては高い成長を見せております。
広告(全体):売上 1,248億4,200万円(前期比+15.3%)
-ディスプレイ広告:売上 496億5,500万円(前期比+37.0%)
-アカウント広告:売上 626億5,400万円(前期比+10.5%)
-その他広告:売上 125億3,300万円(前期比-18.1%)
もう少し深掘って見ると上記の通り。主軸である ディスプレイ広告とアカウント広告の両方で伸長しておりますが、特にディスプレイが伸びております。
こちらはQ単位での推移となりますが、2019年12月期は特に4Qに伸びを見せており、4Qでディスプレイ広告が初めてQ売上150億円(前年同期比+65.4%)を突破しております。
ちなみに、LINE Ads Platformのインプレッション数は4Q段階で 545億8,300万imp(YonY+131.6% QonQ+23.5%)を記録。主にはLINE NEWS やスマートチャンネルの広告impが増加していることが要因となりますが、スマートチャンネルの動画フォーマット「Talk head View」が年末需要ということもあり12月にブランド広告主を中心に多く利用されたことも増収寄与に繋がったことと思います。
以上、LINEの2019年12月期 広告事業の振り返りになります。Fintech領域の投資が目立ちますが、コア事業の大きな収益軸である広告の動向には今期注目で、ヤフーとの経営統合もあるだけに どんな展開があるのか目が離せないです。動向に応じてまた書きたいと思います。
出典:LINE2019年12月期通期決算説明会資料
[東京都立 戯言学園]
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