おはようございます、成長し続けたい ザキヤマです。
決算シーズンが始まって来てますが、昨日エムスリーの決算発表がありましたので書きたいと思います。引き続きの成長具合となっておりますので、その辺りも振り返っていきたいと思います。
◆全体売上
<2020年3月期第2四半期決算 ※連結>
売上収益:963億1,900万円(前年同期比+15.1%)
営業利益:269億3,300万円(同+17.3%)
営業利益率:27.9%
四半期利益:186億1,600万円(同+16.5%)
親会社帰属の四半期利益:165億8,600万円(同+13.8%)
※IFRS
まずは全体業績から。タイトル通り 成長止まらずです。
◆各事業別詳細
各事業別の業績詳細を見ていきたいと思います。現在の事業セグメントは以下の通り。軸は5つ。
<主な事業セグメント>
●国内事業
・メディカルプラットフォーム事業
・エビデンス ソリューション
・キャリアソリューション
・その他エマージング事業群
●海外事業
各事業の数字進捗まとめがこちら。エビデンスソリューション事業の売上収益・利益とエマージング事業群の利益が減少しましたが、その他全てで大きく伸長するなど好調な推移。
<メディカルプラットフォーム事業 FY2019 3Q累計>
売上収益:369億8,600万円
セグメント利益:141億1,400万円
セグメント利益率:38.1%
主軸のメディカルプラットフォーム事業は、積極的な先行投資が実を結んだことにより、製薬マーケティング支援の3Qでの受注は前年比+41%と好調。さらなる成長が見込まれそうです。その他各事業の数字は以下の通り。
<エビデンス ソリューション事業 FY2019 3Q累計>
売上収益:159億4,200万円
セグメント利益:33億3,500万円
セグメント利益率:20.9%
治験プロジェクトが順調な一方で、大型PVプロジェクト終了の影響が発生しマイナス成長となっております。またM&Aがあり、一時的に利益が下がっているとのこと。

<キャリア ソリューション事業 FY2019 3Q累計>
売上収益:120億1,800万円
セグメント利益:36億2,600万円
セグメント利益率:30.1%
キャリア ソリューション事業は引き続き好調で過去最高ペース。先行投資を再び実施するとのことで、今期着地としては少し利益率が低下する可能性があります。
<エマージング 事業群 FY2019 3Q累計>
売上収益:111億1,800万円
セグメント利益:12億5,400万円
セグメント利益率:11.2%
<海外事業 FY2019 2Q累計>
売上収益:221億6,000万円
セグメント利益:46億6,000万円
セグメント利益率:21.0%
海外事業は好調で、今期は売上収益300億円超の着地となりそうです。利益伸長の6割が欧米、4割がアジアとのこと。好調続くアジアは中国、インド、韓国すべての地域が順調で、特に中国と韓国が好調。
グローバルでの会員増加しておりますが、全世界で580万人以上の医師会員・調査パネルに到達。特に伸びが著しい中国におけるサイトの会員数は303万人でまた一つ大台を突破。中国全土の医師の3分の2以上をカバーしている計算になっております。
◆その他トピックス
◆今期着地予想
<2020年3月期 着地予想>
売上収益:1,300億円(前年同期比+15.0%)
営業利益:350億円(同+13.6%)
四半期利益:240億円(同+12.4%)
親会社帰属の四半期利益:220億円(同+12.4%)
※IFRS
エムスリーの今期予想は上記の通り。過去最高業績に向け視界良好といったところでしょうか。次回通期決算が楽しみです。
出典:エムスリー2020年3月期第3四半期決算説明会資料
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