おはようございます、ビートルズ聴きながら書いてます ザキヤマです。


リクルート決算について書きます。以前、2019年3月期通期における各販促メディアの売上について書きましたが、2020年上半期の決算も出てきましたので、ここら辺で改めて更新したいと思います。今回は過去3年半の売上推移をグラフ化してみました。

リクルート_メディア販促数字_2019年13

<リクルートHD 2020年3月期2Q決算(累計)>
売上高:1兆2,012億100万円(前年同期比+5.1%)
営業利益:1,426億5,900万円(同+12.7%)
純利益:1,141億4,800万円(同+23.2%)
※IFRS

まずは2020年3月期上半期の全体決算から。増収増益の好決算で引き続きの強さを魅せております。利益面が特に好調な伸びとなっております。大きなセグメント別では下記の通り。

<セグメント別売上収益>
HRテクノロジー:2,090億円(同+37.8%)
メディア&ソリューション:3,782億円(同+8.2%)
人材派遣:6,301億円(同-3.8%)
※2Q累計

売上の約半分を占めます人材派遣事業は今回YonYで微減となっておりますが、その他伸長しております。特にHRテクノロジーが伸びてますね。続いてメディア&ソリューションを少し深掘ります。


<メディア&ソリューション 売上収益内訳>
販促:2,163億円(同+11.3%)
人材:1,603億円(同+4.5%)
※2Q累計

リクルート_メディア販促数字_2019年3

<販促領域 2020年3月期 上半期売上収益>
・住宅分野:543億円(前年比+9.8%)
・結婚分野:264億円(同-4.7%)
・旅行分野:388億円(同+22.7%)
・飲食分野:188億円(同+2.1%)
・美容分野:396億円(同+13.3%)
・その他:381億円(同+19.1%)

<2020年3月期 2Q単体売上収益>
・住宅分野:275億円(前年比+9.2%)
・結婚分野:131億円(同-5.0%)
・旅行分野:213億円(同+20.8%)
・飲食分野:93億円(同+1.1%)
・美容分野:202億円(同+13.8%)
・その他:189億円(同+11.4%)

メディア&ソリューション事業 それぞれ大きく伸びてますね。ゼクシィなどの結婚分野が微減となっておりますが、それ以外は概ね右肩成長。特に じゃらん等の旅行分野とHotPepper Beauty等の美容分野が伸びております。


これらの各メディア事業の直近約3年半の売上推移をグラフで見てみたいと思います。

リクルート_メディア販促数字_2019年1

こうして見ると非常に興味深いですね。それぞれ売上規模感に差はありますが、時期によって波がある領域もあれば、美容のように堅実な右肩成長もあります。住宅については2018年に大きく伸びていることがわかります。旅行についても今期に入って大きく伸長。人材領域は堅実な推移で売上水準を上げてきていることがわかります。このグラフが今後どう推移していくか気になるところです。

各メディアが好調リクルート 下半期も追いかけてまいります。

出典:リクルートホールディングス2020年3月期 通期決算説明会資料

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