おはようございます、パンを食べながら書いてます ザキヤマです。


続々と決算が出てきてまして秋の決算シーズンも佳境に入りつつありますが、本日はカカクコムの2020年3月期2Q決算を。好調な推移となっておりまして、ザックリと深掘っていきたいと思います。

◆全体業績
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<2020年3月期 1-2Q累計>
売上収益:295億2,900万円(前年同期比+15.1%)
営業利益:135億6,900万円(同+16.1%)
営業利益率:46.0%
当期利益:90億9,500万円(同+18.8%)
※IFRS

<2020年3月期2Q単体)>
売上収益:153億500万円(前年同期比+16.6%)
営業利益:71億2,100万円(同+16.3%)
営業利益率:46.5%
当期利益:47億7,000万円(同+15.7%)
※IFRS

累積、単体ともに全指標が2桁成長と好調な推移。2Q単体でのQ売上収益は150億円を初めて突破してきております。今期予想から見る進捗率も良い形で進行しているかと思われます。


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こちらがQ毎の業績推移。2020年3月期2Qの売上シェアは以下の通り。新興メディアがジワジワと伸びてきております。

<2020年3月期2Q売上シェア>
価格.com:61億100万円(シェア率 39.9%)
食べログ:64億9,400万円(シェア率 42.4%)
新興メディア等:27億1,000万円(シェア率 17.7%)


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もう少し見てみると、YonYで 価格.comはサービスと広告が特に伸びていて、食べログは飲食店販促が伸びていることがわかります。新興メディア等はご覧の通りの大きな伸び。食べログのユーザー会員における売上収益減少が少し気になるところ。


◆価格.com事業
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<2020年3月期2Q売上>
価格.com全体:61億100万円(前年同期比+17.1%)
-ショッピング:23億5,600万円(同+7.0%)
-サービス:25億5,500万円(同+22.9%)
-広告:11億9,100万円(同+28.2%)

個別で見ていきます。価格.comは全て伸びておりますが、特に広告事業は家電メーカーからのバナー広告および記事広告の収入が増加。


◆食べログ事業
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<2020年3月期2Q売上>
食べログ全体:64億9,400万円(前年同期比+9.1%)
-飲食店販促:53億2,200万円(同+14.8%)
-ユーザー会員:5億9,300万円(同-19.3%)
-広告:5億7,900万円(同-0.4%)

有料プラン契約店舗数は58.2千店舗、1店舗あたりの月額料金は30.4千円にそれぞれ増加。当該期間のトピックスとしましては、美団点評が提供する”大衆点評”アプリと予約 システムサービスの連携を開始し訪日旅行者向けにオンライン予約を開始しております。


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今後のトピックスとしては、渋谷区の一部エリアを対象にした「食べログテイクアウト」がリリース予定となっております。


◆新興メディア等
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<2020年3月期2Q売上>
新興メディア等:27億1,000万円(前年同期比+37.5%)
-新興メディア・ソリューション:21億5,800万円(同+37.9%)
-ファイナンス:5億5,200万円(同+36.0%)

全体的に伸長している新興メディアですが、「求人ボックス」と「タイムデザイン」が特に好調。


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求人情報の一括検索サイトである「求人ボックス」ですが、動画広告の実施を予定しておりマネタイズが加速していきそうです。

以上、カカクコム決算振り返りでした。上半期も好調に終えた同社ですが、下半期の更なる成長を楽しみに次回決算発表を待ちたいと思います。ではまた。

出典:カカクコム2020年3月期 第2四半期決算説明資料

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