おはようございます、ザキヤマです。ニュース大好きです。


お盆休みの方も多いかと思いますが、決算シーズンは続きます。ということで昨日発表のあった ユーザベースの2Q決算を振り返ります。

◆全体決算
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<2018年12月期2Q決算 ※累計>
売上高:30億6800万円(前年同期比+51.4%)
EBITDA:3億2400万円(同+0.2%)
営業利益:2億9200万円(同-3.1%)
営業利益率:9.5%
経常利益:2億400万円(同-32.8%)
純利益:6700万円(同-72.8%)

売上に関しては前期比1.5倍となり高成長を見せております。利益面に関しては広告投資を実施しておりコストが膨らんだ影響が出ております。なお、7/31に買収完了となったQuartz社の売上は3Q以降に寄与してきます。


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Quartz社買収後の今期業績予想です。売上・EBITDAは上がる見込みですが、買収に伴い発生するコストが出るため最終利益は当初予算を下回る見込みとなっております。


◆セグメント別

・SPEEDA事業
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セグメント売上高:18億1000万円(前期比+36%)
セグメントEBITDA:2億7000万円
EBITDA率:14.9%
※EBITDA=営業利益+減価償却費(のれん償却費含む)

SPEEDA事業は売上・利益は大きく増加。その利益を原資に新規サービスへの投資が出てきております。


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契約ID数は引き続き右肩上がりで成長中で、6月末段階で2,299(国内2,025/海外274)となっております。


・NewsPicks事業
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セグメント売上高:12億500万円(前期比+81%)
セグメントEBITDA:5000万円
EBITDA+広告費:2億1000万円
EBITDA率(広告費控除後):17.0%
※EBITDA=営業利益+減価償却費(のれん償却費含む)

売上が大きく増加しております。広告・有料課金ともに成長を遂げていることがわかります。全体売上シェア率も39.2%となり前期比+5ptと上昇してきております。


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有料会員は安定的に増加して、6月末段階で7万を超え73,570人となっております。


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そして、なんといっても今後の材料として注目なのが、買収したQuartzとの展開。年内にニューヨークにて統合後の新戦略を発表予定ということで、期待が膨らみます。


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今後の収益化見通しということで、わかりやすいスライドが出ております。足元の既存事業は引き続きとして、新規事業の黒字化見通し予測も、1-3年以内に。米国での展開は特に注目したいところです。

出典:ユーザベース2018年12月期 第2四半期決算説明資料

[東京都立 戯言学園]  
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