おはようございます、ヤフオクドームで野球が見たいです ザキヤマです。


先週金曜日に発表されたヤフー2018年度1Q決算。全て振り返りたいところですが、事業軸が多いので、広告事業にフォーカスしたいと思います。で、その広告事業の中で売上構成に変化があったので触れてみたいと思います。

ヤフー広告事業_ディスプレイ_検索_売上2

直近約2年間のヤフー広告事業売上収益の推移となります。 ヤフーの広告事業売上構成は「ディスプレイ広告(YDN等)」と「 検索連動型広告」の2つに分かれますが、先述した”変化”とは、約2年ぶりに検索連動型の売上収益がディスプレイを上回ったこと。以下数字まとめ。

<FY2018 1Q広告事業数字>
広告事業全体売上収益:764億円
-ディスプレイ広告:369億円(シェア48.3%)
 └うちYDN等:265億円
 └うちプレミアム広告:103億円
-検索連動型広告:395億円(シェア51.7%)

(スマホ売上収益)
442億円(全体シェア57.9%)


<FY2018 1Q広告事業 YoY成長率>
広告事業全体売上収益:+8.5%
-ディスプレイ広告:+3.4%
 └うちYDN等:+4.3%
 └うちプレミアム広告:+1.0%
-検索連動型広告:+13.8%

(スマホ売上収益)+14.5%


ここからは、検索の成長要因などについて、決算プレゼンテーション資料を元に振り返りたいと思います。

ヤフー広告事業売上1

検索連動型広告の成長については、上記でも触れたようにYoY+13.8%で二桁成長。これは5年ぶりとのこと。


ヤフー広告事業売上2

では、成長要因は何なのか という話。この1Qから複数の施策を行っているようで、4月からはカテゴリ補足オプション機能が追加され、5月からは広告の表示デザインが変更されております。こうした施策が奏効し、収益性が向上しているとのこと。ヤフーの規模感で 且つこの短期間での伸びとしては非常に大きい成長かと思います。


ヤフー広告事業売上3

ヤフー広告事業売上4

最後に、検索以外の話題ですがスマホ売上比率について。1Qのスマホ広告売上収益は442億円で全体シェアが57.9%。これはYonYで+14.5%と、スマホ比率が上昇しております。まもなく6割に到達しそうですね。中でも動画広告が伸びてそうで、ついに7/21よりYahoo! JAPANトップアプリで動画広告がローンチされております。一定のインパクトがありそうで、今期注目すべきポイントの一つになりそうです。

ちなみに、全体業績は以下の通り。決済周りでの新たな動きも活発なヤフー、今期の動向も追ってまいります。

<ヤフー 2019年3月期第1Q決算>
売上収益:2,318億5,500万円(前年同期比+9.0%)
営業利益:475億8,400万円(同-8.9%)
当期利益:326億7,300万円(同-9.0%)
※IFRS

出典:ヤフー2018年度第1四半期決算プレゼンテーション資料

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