おはようございます、旅系のサービスに興味がある ザキヤマです。


先日、3月に上場したことが記憶に新しいバイルファクトリーが、岩手県を連携協定締結を発表しました。

同社が手掛ける位置情報ゲームにて、2015年1~3月の期間中に三陸鉄道を対象にキャンペーンを展開したことをきっかけに、今回の締結に至っております。

具体的な取り組み内容としては、位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ!」を活用して、キャンペーンを実施する。①観光地情報などをゲーム内で提供、②ユーザーに対して県産品などをゲーム報酬として提供、③地元企業と連携して商品を現地販売 など、ゲームと自治体の資源を双方で活かしていくというものになっている。

モバイルファクトリーでは、「ステーションメモリーズ!」ほか、「駅奪取PLUS」「駅奪取」など複数の位置情報ゲームを提供しており、今後の動きにも注目したいところでございます。


本取組みに関しては以上の通りとなりますが、最近こういった”ゲーム×自治体”という動きが広がっているように思えます。


■ゲームを観光振興に取り入れた岩手県
岩手県_ゲーム

今回の取組みをした岩手県ですが、2015年5月に「岩手県庁ゲームノミクス研究会」を発足しております。ゲームを活用し岩手県の魅力発信やイベントを実施する、県職員が担当する組織です。

※参考
岩手県庁ゲームノミクス研究会

この組織、旧名が「岩手県庁Ingress活用研究会」。そうです、Googleの社内ベンチャーナイアンティック・ラボ謹製の位置ゲーム「Ingress(イングレス)」を活用して観光誘致を行った組織ですね。webメディアや一部のTV等にも取り上げられておりました。

おそらく、ゲームを観光誘致に活用した自治体としては初の試みだったのではないでしょうか。これを皮切りに、イングレス関連では岩手県陸前高田市、滝沢市、一関市、宮城県仙台市、茨城県、東京都中野区、神奈川県横須賀市、大和市、山梨県、愛媛県、高知県、徳島県などがイベントを実施するなど広がりを見せている。


ちなみに、岩手県と横須賀市が連携してイングレスにてゲーム内スタンプラリーを実施するなど、自治体間の連携も出てきております。良い効果ですね。


■ゲーム×自治体の動き

こうした”ゲーム×自治体”で目立った動きをいくつかご紹介したいと思います。

・高知県
高知県には「まんが・コンテンツ課」という課があり、まんが文化の振興・コンテンツ産業の振興に関する取組を行っている。

高知県
2011年頃より、「高知県ソーシャルゲーム企画コンテスト」や「高知県ソーシャルゲームカードデザインコンテスト」を開催、そうした動きの中から、ソーシャルゲーム業界初の自治体支援によってゲームが誕生するなど実際にモノが生まれております。

上記は、グリーと高知県の協働によって生まれたもので、当時話題にもなりました。

コンテストに関しては、27年度もオルトプラス、 GameBank、ポケラボ、モノビット、モブキャストが特別協賛となり「高知県ゲームキャラクターデザインコンテスト」と題して作品の募集を開始している。


・山梨県甲府市
甲府市
人気シリーズ「戦国BASARA」など提供のカプコンは、2015年3月に甲府市と包括協定を締結。ゲーム会社と地方自治体の包括連携協定では全国初の取組みとなった。

本取組の第一弾として「KOFU SAMURAI Wi-Fi×戦国BASARAスタンプラリー」を開催するなど、武田信玄などゲーム登場キャラクターと地域を結びつけ、観光振興を図っている。


■作品やコンテンツで地方活性化
過去、ゲーム会社が地方に拠点を持つというケースは多くありましたが、カプコンや今回のモバイルファクトリーの連携の件など、双方の思惑が合致することも多く、自治体と手を組んで地方産業・観光の発展に協力するケースはより一層増えていくと思われます。

アニメなどにもみられる、作品やコンテンツを活用した”地方活性化”、ゲームの持つ力を改めて実感することも増えてきそうな気がしました。

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