おはようございます、今年まだ花火をしてない ザキヤマです。


本当にとんでもない暑さの毎日ですね。夏真っ盛りでございます。とはいえ、まだ夏らしいこともせずIRばっか眺める日々を過ごしております。そろそろ夏らしいことでも始めたいと思います。

はい、ということで、例のごとく今回も簡単ではございますが、いつも通り、アイレップ、オプト、サイバーエージェント、セプテーニの4社の決算(2015年4-6月)のポイントをまとめさせて頂きました。それでは、振り返っていきましょう。


■各社の売上高/営業利益(2015年4-6月)
主要ネット代理店比較2015年4-6月2
サイバーエージェントは事業が多岐に渡るので、売上高/営業利益は高い結果となっております。


主要ネット代理店比較2015年4-6月
各社、数字の上下など動きがあった模様で、そのあたり各社レビューにて振り返りたいと思います。


■アイレップ

全体数字と主要事業の数字

<4-6月>
売上高:132億9800万円
営業利益:1300万円
営業利益率:0.1%
経常利益:1800万円
四半期純利益:300万円
※各決算資料から算出


広告代理事業の直近1年の数字推移
アイレップ2015年4-6月2

アイレップ3Qは、3Q累計で売上高412億8600万円と前年同期比で+2.1%と微増となった。売上総利益も微増となったものの、連結子会社の増加等の要因で販管費が増加し、営業利益に関しては、3億6500万円(同-10.7%)と前年同期比で減益。

広告代理事業は2Qと比較して、成長率が0.2%→6.3%と改善。運用型ディスプレイ広告、動画といった新領域も3Q単体としては、需要期1-3月の反動で2Q対比で減少傾向ですが、全体的に底上げしてきております。また、既存領域において博報堂DY経由のナショナルクライアントとの取引額は、前年同期比約30%増と順調に拡大。

ソリューション事業は、大口顧客との契約終了の影響もあり、前年同期比で23.9%減と大きくマイナス成長となった。IR資料に、ソリューション事業の落ち込みが課題と書かれていましたが、新サービスであるコンテンツマーケティングサービス「ONE CUSHION」も、3Qでリリースするようで、巻き返しに期待したいところ。


■オプト

全体数字と主要事業の数字

<4-6月>
売上高:162億7800万円(前年同期比+7.4%)
営業利益:4億5400万円(黒字化)
営業利益率:2.8%
経常利益:3億7700万円(黒字化)
四半期純利益:53000万円(黒字化)


マーケティング事業の直近1年の数字推移
オプト2015年4-6月2

ホールディングス化に際し、IR資料にて報告セグメントが変わりました。細分化されていましたが、マーケティング、投資育成、海外の3軸となっております。

全体としては、順調に推移し今期2度目の上方修正となりました。個別で見ると、マーケティング事業(旧広告・ソリューション事業+データベース事業)は、2014年から進めている、案件別採算性の改善により利益率が向上し、前年同期比で営業利益+91.4%と高い成長率となった。

投資育成事業に関しては、モバイルファクトリーの株式売却により、当初見込みを上回る、売却益3億1000万円を計上している。グループ会社からのリリースも多く出ており、引き続き注視していきたいと思います。


■サイバーエージェント

全体数字と主要事業の数字

<4-6月>
売上高:611億5400万円(前年同期比+19.2%)
営業利益:62億5400万円(同+54%)
営業利益率:10.2%
経常利益:62億5600万円(同+56.7%)
四半期純利益:24億1700万円(同+181.7%)


主要事業の直近1年の数字推移
サイバーエージェント2015年4-6月1

全体としては、2Qに続いて、投資育成事業を除く売上高が過去最高を更新。1-3月の広告需要期の反動がありつつも、着実に伸長させてきております。

個別で見ると、Ameba事業に関しては、広告収益・課金収益ともに、2Q対比/前年比で見ても減少。3Qは課金収益が42億円と落ち込んだが、5月で下げ止まりとなった模様で、今後増収基調となるかどうか。営利に関しては、2Q対比では約半減したが、前年比だっと3.8倍となった。トピックスとして、動画周りのプロダクトが秋冬にかけて続々とリリースされるのでその辺り期待です。

広告は1-3月の広告需要期の反動がありながらも、過去最高を更新。スマホ売上も227億円で、全体売上のシェア64.3%を占めるなど引き続き好調を維持。営利は2Q対比では下がったものの、前年比としては25.6%増と2桁成長を見せた。好調プロダクトとしては、運用型広告(売上高224億円)、インフィード型広告、動画広告。

ゲーム事業は「グランブルーファンタジー」が寄与し、売上が過去最高を更新。今後の決算発表で音楽事業「AWA」の数字詳細なんかも出てくると思います。次の本決算が楽しみです。


■セプテーニ

全体数字と主要事業の数字

<4-6月>
売上高:165億8800万円(前年同期比+22.1%)
営業利益:7億5500万円(同+84.1%) 
営業利益率:4.5%
経常利益:8億200万円(同+100.7%)
四半期純利益:4億8100万円(同+20.6%)


主要事業の直近1年の数字推移
セプテーニ2015年4-6月2

ネットマーケ事業が堅調に推移し、売上/営利ともに四半期ベースで過去最高を更新。ネットマーケ事業は、営業利益が前年同期比+77%増の大幅増益となった。プロダクトとしては、モバイル・ソーシャル・グローバルの各分野が着実に成長しており、スマホ広告の構成比も66%まで上昇してきております。

メディアコンテンツ事業は、「キングダム -英雄の系譜-」が好調に推移したが、新規リリースがなく減収。マンガコンテンツ事業「GANMA!」に関しては、先行投資を継続しておりますが、月間PV数が3億PVを突破(2015年7月)するなど、成長しております。


以上、2015年4-6月の決算まとめでございます。プロダクト毎で波があることもありますが、全体的に好決算だったのではないでしょうか。次回、本決算も幾つか出てきます。楽しみに待ちたいと思います。

では、また涼しくなり始める秋口に会いましょう。では、また。

[関連エントリー]
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2014年7-9月はコチラ
2014年10-12月はコチラ
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