おはようございます、一昨日が誕生日でした ザキヤマです。
一昨日、JIAAが「ネイティブ広告に関するガイドライン」策定を発表しました。
ここ1~2年で数多くのプレイヤーが出てきているネイティブ広告。そのコンテンツとの一体感という特徴から、ユーザー受けが良い広告と期待される一方で、掲載方法や内容によっては、不快に思うケースも課題として挙がってきているようです。
そんな課題の解決や市場発展のためにも、今回あらためて認識統一も含め ガイドラインが策定されました。そのガイドラインの要点をまとめたいと思います。
■発表(策定)されたもの3つ
・「インターネット広告掲載基準ガイドライン」のネイティブ広告に関する改定
・インターネット広告フォーマットに関するガイドライン」への「ネイティブ広告に関する推奨規定」の追加
・ネイティブ広告の定義と用語解説
上記に関しては、それぞれ下記URLから確認することが出来ます。
①「インターネット広告掲載基準ガイドライン」
②「ネイティブ広告に関する推奨規定」
③ネイティブ広告の定義と用語解説
■要点まとめ
①「インターネット広告掲載基準ガイドライン」
上記の、2-(10)「広告であることの明示」で、ネイティブ広告が出てきます。
「ネイティブ広告等において、~広告であることがわかりにくい場合には、その広告内や周辺に、広告の目的で表示されているものである旨([広告]、[広告企画]、[PR]、[AD]等)をわかりやすく表示する必要がある。」
要は、ネイティブ広告には広告である旨を表示する必要があるということ。ここで確認しときたいポイントを3つほど。
1.ネイティブ広告の定義(JIAA発表)
デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指す。
2.広告の目的で表示されているものである旨
ユーザーが容易に広告の目的であると認識できる必要がある。[関連リンク]、[おすすめ]等はNG。
3.わかりやすく表示
判断が難しそうですが、ユーザーが認識しやすいように、文字の大きさや背景色、表示
する位置に気を付けようといった感じ。
②「ネイティブ広告に関する推奨規定」
広告の掲載場所、広告配信、広告リンクの設置場所を縦軸、広告表記・広告主体者の明示、広告審査を横軸として規定の整理が表でまとめられている。
ざっくりまとめると下記。
<広告の掲載場所>(媒体社・プラットフォーマー)
媒体内誘導型⇒媒体社サイト内のタイアップページに誘導
外部コンテンツ誘導型⇒外部サイトに誘導(外部サイトをプラットフォーム内で表示する場合も含む)
フィード内表示型⇒広告枠内でコンテンツが展開
・広告表記
広告枠内に [広告]、[PR]、[AD] 等を表記する。
・広告主体者の明示
広告主体者を明示する。
※外部コンテンツ誘導型は、広告が外部の媒体社のタイアップに誘導するものである場合は媒体名も明示。
・広告配信
広告審査を行う。
<広告配信>(ネットワーク配信事業者)
・広告表記
広告枠内に [広告]、[PR]、[AD] 等を表記する。※レコメンドウィジェットは、広告の主体が明らかで、リンク先のタイアップページに明確な広告表記があり同一の広告主体者の明示があれば、リンク先と一体として広告とみなすことができる。
・広告主体者の明示
広告主体者を明示。広告の主体が明らかで、リンク先のタイアップページに明確な広告表記があり同一の広告主体者の明示があれば、リンク先と一体として広告とみなすことができる。※レコメンドウィジェットは、外部の媒体社のタイアップに誘導するものである場合は媒体名も明示。
・広告配信
広告審査を行う。媒体社基準でNG判断となった場合は、配信停止等の対応。
<広告リンクの設置場所>(広告主/媒体社)
広告主(オウンドメディア、LP)
・広告表記
広告表記については規定なし。誘導元の広告掲載を行う媒体社等は、広告のリンク先として適切であるかを確認する。
・広告主体者の明示
誘導元の広告掲載を行う媒体社等は、広告主体者が明示されていることを確認する。
・広告配信
広告審査の対象。
媒体社(タイアップ)
・広告表記
広告表記を行う。
・広告主体者の明示
広告主体者を明示する。媒体社と広告主体者の関係がわかるよう両者名を明示する。
・広告配信
広告審査を行う。
媒体社(編集記事)
・広告表記
広告表記については規定なし。ただ、誘導元の広告掲載を行う媒体社等は、
広告内容とリンク先が相応であるかを確認。
・広告主体者の明示
広告主体者の明示については規定なし。ただ、誘導元の広告掲載を行う媒体社等は、広告に示している広告主体者と不一致でないことを確認する。
・広告配信
広告審査の対象。広告のリンク先が外部の編集記事である場合には、誘導元の広告掲載を行う媒体社等は、記事の編集元の媒体社に利用の可否を確認するよう広告主に求める。
③ネイティブ広告の定義と用語解説
ネイティブ広告の定義や、広告表示形式などの解説が載ってます。こちらも改めて、2015年3月18日に発表となりました。
少し長いまとめにはなりましたが、要は、ユーザーを混乱させないことを目的として、広告とコンテンツを区別させるために「これは広告ですよー」ってことや「広告主はこの会社ですよー」をいうのを表記してください。ということですかね。
色んな意見がありますが、ネット広告の発展を考えて実行していきたいものでありますね。
では、本日はこの辺で。
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