おはようございます、ファミマ派ですみません ザキヤマです。


”サントリー社長に新浪ローソン会長”

上記のビッグニュースが列島を駆け巡りましたが、ローソンの社長が変わりましたね。
外部からの社長招聘は、本当に思いきった人事だと思うと同時に素晴らしい決断だったのではと思います。 

このニュース当然気になったわけですが、他社での同様のケースを追ってみたいと思います。

外部から社長を招いたケースは、大手だと近年においては下記4社。(ザキヤマ調べ)
主な経歴や会社業績などを見てみます。


■資生堂
人物:魚谷雅彦 氏
経歴:日本コカ・コーラ社長
就任日:2014年4月1日(執行役員社長)

資生堂_業績
※HPから

売上は右肩上がりも、15年度予想に関しては消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動や、ロレアルへのブランド売却による影響があるとし、営業利益減の見込み。魚谷氏就任で今後の動向が気になります。


■ベネッセHD
人物:原田泳幸 氏
経歴:日本マクドナルドHD社長
就任日:2014年6月21日(会長兼社長)


2014年3月期は前期比で売上は微増、営利は減少となった。
国内事業が少子化もあり減少傾向にあるが、海外関連で伸びを見せている。
マクドナルドだけでなく、過去にはアップルの日本法人の社長も務めた経歴・経営手腕をベネッセでもいかんなく発揮することが出来るだろうか。


■カルビー
人物:松本晃 氏
経歴:米ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人社長
就任日:2009年6月(会長兼最高経営責任者)


松本氏が就任した2009年以降、業績は5期連続で増収増益。
2014年3月期は売上・営利ともに過去最高。2013年4月の週刊エコノミストのインタビューで「ビジネスの基本は、品質、コスト管理、安定供給の三つをしっかりやること」と語った通り、コストカットが奏功し数字向上に成功している。2011年3月には東証1部上場も果たした。



■LIXILグループ
人物:藤森義明 氏
経歴:日本ゼネラル・エレクトリック会長兼最高経営責任者
就任日:2011年8月(社長)


2年間住生活グループのアドバイザーを務めた後、同社の潮田会長のオファーにより同社社長への就任を決める。そんな藤森氏就任以降、業績は右肩上がり。海外企業の子会社化や買収など、グローバル展開も加速させておりその辺りの動向も注視したいところ。


・サントリーHDの業績
2013年7月の子会社「サントリー食品インターナショナル」の東証1部上場や、2014年5月に米蒸留酒大手ビームの買収により蒸留酒事業で世界3位に躍り出るなど、グローバル展開を加速しているが、ローソンでのグローバル展開の手腕を新浪氏が発揮出来るかどうか注視していきたいと思います。


こうして見ると、社長を外部招聘した会社は軒並み業績も良く、成功しているケースが多いように見受けられる。
招聘する側の会社内の反応も気になるが、新しい風を吹き込むことで刺激を与えることができ、活性化するのではと思ってます。それが、一族経営であればなおさらなのかもしれない。

企業買収や合併とは違い、文化がぶつかり合うことも少なく、受け手も出し手も比較的スムーズに対応できるのではないでしょうか。
 
[東京都立 戯言学園]
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