おはようございます GoTo関連は少しだけ活用してます ザキヤマです。


リアル店舗を持つ企業の9月度月次速報が一定出揃いましたので、月次速報が確認できた47社分のまとめを今月も。コロナ禍の中ではありますが、GoToの影響もあってか少しづつ人の動きが戻りつつある気もしますが 今回も見ていきたいと思います。※参考 8月度分はコチラ 

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※各社のIRリリースより数値参照

9月度の全店および既存店における、売上高/客数/客単価の指標を拾えた範囲で 前年同期比の%として記載をしております。まずはドラッグストアやアパレル等を見てみます。

ドラッグストアは今年に関してはこれまで前年同期比でプラスになることがほとんどでしたが、一定の落ち着きもあってか前年同期比でのマイナスも散見されるようになってきました。具体的には、クスリのアオキ、薬王堂、ウエルシアあたりは一部指標がマイナスとなっております。

アパレル関連は、ユナイテッド アローズやABCマートでは引き続きマイナスとなっており苦戦が続いておりますが、ナルミヤ・インターナショナルやライトオンで一部指標が前年同期比でプラスに転じており、徐々に客足が戻っていることも見て取れます。(ユニクロは引き続き良い数字ですが、Eコマースも含めた発表のため参考) ワークマンは相変わらず強さを誇りますが、2ヶ月連続で客単価の低下となっております。

そのほかで見ますと、100円ショップのセリアが好調が続いておりましたが、9月度の既存店売上・客数が前年同期比でマイナスとなりました。理髪店やアミューズメントは引き続き苦戦が続いております。


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※各社のIRリリースより数値参照

続いて飲食関連を見ていきます。9月も引き続き、前年同期比でのマイナスが大多数を占めております。飲食全般で見られるのが、売上と客数は前年同期比で減少しているが、客単価が増加しているという挙動。長い外出自粛もあってか、外食に出掛ける際にお金を使う傾向もあるのかもしれません。

個別で見ると、好調が続いていたハンバーガーチェーン3社は一部指標にマイナスが出てきており、一時の増加傾向から比較すると一定の落ち着きを感じます。インバウンド需要が多くあったと思われる企業の苦戦として挙げられるのが、一風堂(力の源HD)や元気寿司あたりかと思いますが、今回も大きなマイナスが続いております。

また、マイナスが続くも8月と比較して少しだけマイナスが減少したのが、鳥貴族。居酒屋に行く人も増加してきている可能性もあり、こうした動向が数字にも表れているのかもしれません。直近ではGoToイートにおける”トリキの錬金術”が話題にもなっておりますが、GoToにおける数字変化があるのかどうか、今月の進捗が楽しみです。また調べてみます。

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