おはようございます、早く飛行機乗りたい ザキヤマです。

前回の1-3月もまとめましたが、日本航空(JAL)とANAホールディングスの4-6月の決算がそれぞれ出揃いましたので、今回も まとめたいと思います。今回は前回と異なり、緊急事態宣言下の当該期間でもあるため、外出自粛の動きが大きく影響した中でどんな決算だったのか見ていきたいと思います。

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数字引用:日本航空 2021年3月期1Q決算説明会資料
ANAホールディングス 2021年3月期1Q決算説明会資料

上記が業績まとめになります。「2020年3月期4Q(1-3月)」と「4-6月(FY2021 1Q )」の2軸で記載をしております。以下テキストでもサマリーを。

▼JAL(2020年4-6月)
売上収益 763億円(前年比 -2,724億円)
税引前四半期利益 ▲1,343億円(前年同期は200億円の黒字)
純利益 ▲937億円(前年同期は130億円の黒字)
※JALは今期の決算から国際財務報告基準を適用

・売上分解
国際旅客収入 27億円(前年比 -1,278億円)
国内旅客収入 189億円(前年比 -1,081億円)
貨物郵便収入 265億円(前年比 +38億円)


▼ANA(2020年4-6月)
売上高  1,216億円(前年比 -3,789億円)
営業利益 ▲1,590億円(前年比 -1,752億円)
純利益 ▲1,088億円(前年比 -1,202億円)

・売上分解
国際旅客売上高 95億円(前年比 -1,546億円)
国内旅客売上高 224億円(前年比 -1,438億円)
貨物郵便売上高 299億円(前年比 -43億円)


4-6月の影響は上記の通り。緊急事態宣言下での決算だけに各項目で大きな打撃を受けております。国内も大きいですが、両社とも国際線の影響が非常に大きく出ております。国外からの流入および外出が出来ないという状況において、しばらくこの状況が続くものと想像できます。

また、国際・国内・貨物の3軸で見ますと、両社ともに航空事業においては貨物の売上が一番高くなっていることがわかります。JALはYonYで貨物の売上が増加しておりますが、物量が前年比大幅減にも関わらず単価の向上により増収となったとのこと。貨物の動向にも注目したいですね。

また次回まとめてみたいと思います。

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