おはようございます  ブログと軽いジョギングだけは ほぼ毎日続いている ザキヤマです。


春の決算シーズンが本格開幕しまして 怒涛のIR発表が押し寄せているわけですが、一昨日 LINEの決算が出てきましたので、今回は広告事業にフォーカスして書きたいと思います。

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▼2020年12月期1Q決算
売上収益:589億6,800万円(前年同期比+6.6%)
営業利益:▲43億5,600万円(前年同期▲78億9,200万円)
親会社帰属純利益:▲82億8,300万円(前年同期▲103億1,400万円)
※IFRS

・地域別売上
日本:73%
海外:27%

まずは全体業績から。売上は伸長いたしましたが、利益面は引き続きの積極投資により営業損失44億円となっております。売上の伸びですが、広告事業が牽引していることもあり、同事業に焦点を当ててみたいと思います。


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出典:LINE 2020年12月期第一四半期決算短信

▼売上詳細 2020年12月期1Q
・コア事業
広告:売上 330億4,400万円(前期比+10.7%)
コミュニケーション・コンテンツ・その他:売上 188億1,000万円(前期比+4.0%)

・戦略事業
Friends:売上 29億900万円(前期比-34.9%)
その他:売上 42億500万円(前期比+44.4%)

短信より引用ですが、コア事業が着実に成長を遂げていることがわかります。成長著しい広告事業を以下もう少し深掘ります。


広告(全体):売上 330億4,400万円(前期比+10.7%)
 -ディスプレイ広告:売上 153億5,600万円(前期比+44.5%)
 -アカウント広告:156億6,500万円(前期比+0.5%)
 -その他広告:売上 20億2,300万円(前期比-44.4%)

ディスプレイ広告とアカウント広告 ともに伸びておりますが、特にディスプレイがYonYで+44.5%伸びております。

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もう一度決算説明資料に戻りますが、Q推移も良い伸びであることが伺えます。FY2020 1Q段階でLINE Ads Platformのインプレッション数は631億3,600万imp(YonY+140.1% QonQ+15.7%)を記録しております。引き続き、LINE NEWS やスマートチャンネルの広告impが増加していることが要因となりますが、スマートチャンネルの動画フォーマット「Talk head View」が3月も多くの需要があったようで、ゲームや飲料、教育、自動車、金融等の広告主からの出稿があった模様です。

以上、LINEの2020年12月期1Q広告事業の振り返りになります。出だし好調のLINE広告事業ですが、この市況の中での次回以降の決算や変化も適宜まとめてまいります。

各出典:LINE2020年12月期第一四半期決算説明会資料

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