おはようございます、好調な状態にもっていきたいです ザキヤマです。


昨日 サイバーエージェントの2020年9月期1Qの決算が出てきておりますので、注目の決算を振り返ります。

◆全体業績
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<2020年9月期第1Q決算>
売上高:1,156億8,100万円(前年同期比+4.4%)
営業利益:77億3,300万円(同+44.6%)
営業利益率:6.7%(同+1.9pt)
経常利益:77億2,400万円(同+49.5%)
純利益:14億5,600万円(同+58.9%)

まずは全体業績から。全経営指標がYonYで上昇するなど FY2020 1Q好調なスタート。特に利益面の増加が著しく、営業利益がYonY+44%、営業利益率はYonY+1.9ptと上げてきました。


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Q売上の1,156億円は1Qの売上としては過去最高となっております。


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営業利益は77億3,300万円で着地。既存事業の営業利益 127億円でYonY+27%、先行投資事業の営業損失は▲50億円で、引き続きのAbemaTV等への強気の投資が続いております。

◆ネット広告事業
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<2020年9月期1Qネット広告事業>
売上高:673億2,200万円(前年同期比+8.1%)
営業利益:56億6,200万円(同+33.7%)
営業利益率:8.4%
※1Q単体

ネット広告事業ですが、売上673億円はQ売上過去最高を記録。YonYの増収率が4Q+3.3%から1Q +8.1%となっております。(この上昇は非常に大きいと思います)利益面も営業利益56億円超えと好調の着地。


◆ゲーム事業
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<2020年9月期1Qゲーム事業>
売上高:352億5,100万円(前年同期比-3.1%)
営業利益:51億1,800万円(同+60.3%)
営業利益率:14.5%
※1Q単体

ゲーム事業については、売上はYonYとQonQ それぞれマイナス成長ではありますが、新作タイトルの「ワールドフリッパー」と「ブレイドエクスロード」がしっっかりと貢献。営業利益は51億1,800万円で YonY+60.3%を記録しております。広告宣伝費等の適正化が奏功しております。こうして資料を見ると 同社のゲーム事業も歴史が長くなっていることを感じます。


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今後については、新規タイトルが複数控えますので、この辺りの進捗はいつもながら気になるところ。また2-3月で周年イベントも多くあり、数字増加が見込まれるかと思います。


◆メディア事業
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<2020年9月期1Qメディア事業>
売上高:122億2,900万円(前年同期比+6.9%)
営業利益:▲50億5,000万円 (前年同期▲46億8,300万円)
※1Q単体

メディア事業は、積極投資が続きます。売上は122億を記録しておりますが、AbemaTVが増収を牽引しているとのこと。着実に成長していることが見受けられます。


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AbemaTVの進捗については、開局3年9ヶ月でダウンロード数が4,800万DLを突破。WAUに関しても、年末年始も1,000万WAUを定常的に超えてきております。ベースアップしてますね。


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「広告収入」と「課金収入」が主な収益モデルですが、有料会員「Abemaプレミアム」の会員数はYonY 約1.7倍の59.3万人まで成長。


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広告フォーマットの拡充や広告ラインナップも進化しており、今期の広告収入の伸長に期待がかかります。


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以上、サイバーエージェント2020年9月期1Q決算振り返りになります。今期は売上高 4,650億円 (YonY+2.5%)/ 営業利益280~320億円の予想ですが、順調なスタートを切ったサイバーエージェント。今期も大期待です。

出典:サイバーエージェント2020年9月期1Q決算説明会資料

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