おはようございます、ザキヤマです。令和一発目の記事です。
エムスリーの通期決算が出てきたので触れたいと思います。3Q決算も書いてますが、成長止まらずの着地数字となりました。
◆全体業績
<2019年3月期通期決算 ※連結>
売上収益:1,130億5,900万円(前年同期比+19.7%)
営業利益:308億円(同+12.0%)
営業利益率:27.2%
当期利益:213億4,600万円(同+11.0%)
親会社帰属の四半期利益:195億7,700万円(同+8.0%)
※IFRS
全体業績ですが、安定の高成長で売上収益が初の1,000億円を突破しております。
年間業績推移です。これで創業以来18期連続で増収増益となっております。相変わらずの強さ。
◆各事業別詳細
各事業別の業績詳細を見ていきたいと思います。現在の事業セグメントは以下の通り。5つの軸になります。
<主な事業セグメント>
・メディカルプラットフォーム事業
・エビデンス ソリューション
・キャリアソリューション
・海外
・その他エマージング事業群
各事業全て前期比で伸長。素晴らしいですね。国内外ともに伸びております。
<メディカルプラットフォーム事業 FY2018>
売上収益:412億4,800万円
セグメント利益:153億9,100万円
セグメント利益率:37.3%
主軸のメディカルプラットフォーム事業は、まだまだポテンシャルがあり今後も数字拡大が見込まれております。その他各事業の数字は以下の通り。
<エビデンス ソリューション事業 FY2018>
売上収益:226億3,300万円
セグメント利益:59億8,500万円
セグメント利益率:26.4%
<キャリア ソリューション事業 FY2018>
売上収益:137億1,000万円
セグメント利益:38億4,700万円
セグメント利益率:28.0%
<エマージング 事業群 FY2018>
売上収益:126億9,200万円
セグメント利益:24億8,400万円
セグメント利益率:19.6%
<海外事業 FY2018>
売上収益:251億2,400万円
セグメント利益:36億3,800万円
セグメント利益率:14.5%
海外事業の伸びが著しいですね。特にここ2期における利益拡大が伺えます。今期は売上収益300億円規模が見込めれております。
今後についてですが、上記決算資料にもある通り、ドコモやLINEとのJVの立ち上がりや 増え続けるM&A案件とのシナジーもあり、新たな動きに注目していきたいと思います。こうした新しい動きを数字貢献させることが上手いように思えますが、そんなエムスリーの今期予想は以下の通り。今期も追いかけます。
<2020年3月期 着地予想>
売上収益:1,300億円(前年同期比+15.0%)
営業利益:350億円(同+13.6%)
当期利益:240億円(同+12.4%)
親会社帰属の四半期利益:220億円(同+12.4%)
※IFRS
出典:エムスリー2019年3月期通期決算説明会資料
[東京都立 戯言学園]
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