おはようございます、ほぼ日刊戯言学園 ザキヤマです。


ということで、ほぼ日刊イトイ新聞 でもおなじみ 株式会社ほぼ日 の通期決算が先週出てきましたので、触れたいと思います。糸井重里さんが代表を務め、旧社名:糸井重里事務所から ほぼ日に変わってから2017年3月16日にジャスダックに上場を果たしております。今回は2018年8月期通期決算について。

◆全体業績
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<2018年8月期通期決算>
売上高:50億3,700万円(前年同期比+25.4%)
営業利益:5億6,200万円(同+12.3%)
営業利益率:11.1%
経常利益:5億6,700万円(同+17.7%)
純利益:3億8,900万円(同+14.2%)

全体業績ですが、初の通期売上50億円超え。新商品「ほぼ日5年手帳」や「ひきだしポーチ」の寄与だけ出なく、育ってきた「ほぼ日のアースボール」「生活のたのしみ展」「ほぼ日の学
校」といった新規事業も業績に貢献し売上が大きく増加しております。不勉強で恐縮ですが、ほぼ日の売上がこの規模感の売上だったことに驚きました。


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販路としては、直販率が61.8%と前期比+0.7ptと増加。ウェブ販売が好調のようです。


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国内売上が82.9%を占めますが、ほぼ日は海外の売上もあります。主には中国(3億4300万円)アメリカ(2億3300万円)の売上が大きい売上となります。


◆事業詳細
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ほぼ日が提供している”場”は上記資料の通り。メディアや手帳のイメージが強いですが、様々な事業展開を行っております。一部詳細を見ていきます。


・ほぼ日手帳
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メイン事業の「ほぼ日手帳」は年間売上の約6割を占める事業となっております。引き続きの人気商品となっておりますが、横展開や新商品の販売、手帳以外の新しい商品(ひきだしポーチ」)の販売もあり、販売部数は過去最多の78万部を記録しております。


・生活のたのしみ展
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物販を中心としたイベント「生活のたのしみ展」も冬期には2回開催。こちらも業績に寄与しております。リアルにおける展開も加速しており、新規事業としては、様々な古典をテーマに講座を開く「ほぼ日の学校」も開始しております。


・その他
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その他トピックスとしては、開始2周年を迎えた犬猫のためのSNSアプリ「ドコノコ」や、2017年12月に販売を開始した 軽くて柔らかい新しい地球儀「ほぼ日のアースボール」といったものがあります。こちらも反響を呼んでおり、引き続き”ほぼ日”らしいプロダクト作りを期待したいところ。


◆今後
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1998年6月6日に創刊した「ほぼ日刊イトイ新聞」ですが、2018年6月6日で創刊20周年を迎えております。節目の年として盛り上げに期待です。今期予想は以下の通り。今期の成長から考えると控えめな予想な気もしますが、堅実な成長を見せそうです。また書きます。

<2019年8月期通期決算予想>
売上高:52億7,200万円(前年同期比+4.7%)
営業利益:6億1,400万円(同+9.2%)
経常利益:6億1,400万円(同+8.3%)
純利益:4億2,500万円(同+9.3%)

出典:ほぼ日 2018年8月期 通期決算発表説明資料

[東京都立 戯言学園]  
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