おはようございます、福岡にいるのでメルチャリ乗ろうと思います ザキヤマです。


昨日、上場承認が下りたメルカリ。様々な数字が出てきておりますが、広告宣伝費についてフォーカスしてみたいと思います。毎日のようにメルカリのTVCMを見ると思いますが、TVCM含む広告宣伝費に大きな投資を行っているメルカリのコスト構造における広告宣伝費の割合は非常に高いです。2017年6月期の販管費は221億2600万円。そのうち広告宣伝費は141億9600万円(比率64.1%)。そこで、どれほど高いのか売上に対する広告宣伝費率の高い企業と比較してみたいと思います。

メルカリ_上場_業績_広告宣伝費

上記以外にももっとあると思いますが、比較として参考までに。メルカリの2017年6月期における売上高広告宣伝費率は64.3%。高いですね。メルカリより宣伝費率が高いのは格安チケット比較サービスを運営するアドベンチャーで、68.3%。ちなみにGunosyも、上場当時(2015年5月期)の売上広告宣伝費率が62.1%と高いことで話題になりました。

<メルカリ参考値>
2016年6月期(連結)
売上高:122億5600万円
広告宣伝費:68億7700万円
売上高広告宣伝費率:56.1%

2017年6月期(連結)
売上高:220億7100万円
広告宣伝費:141億9600万円
売上高広告宣伝費率:64.3%

2017年8月期(1-3Q累計)(連結)
売上高:261億4700万円
広告宣伝費:128億5300万円
売上高広告宣伝費率:49.1%


メルカリ_上場_業績_広告宣伝費2

さらに、ソーシャルバブル期の上記会社との比較も参考までに。売上広告宣伝費率はメルカリほどの大きさはないですが、投資金額はさすがに大きいです。メルカリの広告宣伝費は2011年のグリー、2015年のガンホー、2016年のミクシィと同等の投資額であることがわかります。

今回のメルカリの上場における調達資金は、引き続き 海外事業への投資および広告宣伝費に投じることとなりそうですが、こうした投資に対しても注目していきたいと思います。

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