おはようございます、ミスドが好きです ザキヤマです。


今回は久々にカカクコムの決算を振り返りたいと思います。以前、食べログの売上推移利益率の件を書きましたが、全体決算をザックリと見ていきたいと思います。


◆全体業績
bandicam 2016-11-04 00-45-10-778

<17年3月期>※1-2Q累計
売上高:218億4,300万円(前年同四半期比+13.7%)
営業利益:100億3,300万円(同+15.7%)
営業利益率:45.9% 
経常利益:100億2,300万円(同+15.0%)
純利益:70億2,400万円(同+19.7%) 

まずは今期上期の全体数字から。売上、利益ともに前年比約+15%と堅実な成長を遂げております。営業利益率は引き続き 45%超を維持しており、相変わらずの利益率の高さ。


2Q単体では以下の通り。上期の約半分といったところでしょうか。
↓ 
<17年3月期>※2Q単体
売上高:113億7,900万円(前年同四半期比+15.2%)
営業利益:51億7,800万円(同+17.8%)
営業利益率:45.5% 
経常利益:51億6,900万円(同+17.0%)
純利益:35億4,500万円(同+19.7%) 


◆何が伸びてるのか
カカクコム2016業績

前年同期との対比でいくと、結論、ファイナンス部門以外は全て伸びました。ザックリ言うと「価格.com」「食べログ」「新興メディア」がしっかりと伸びております。それぞれ見ていきます。


・価格.com
カカクコム2016業績5

ショッピング、サービス、広告の3つで構成される価格.com事業ですが、2Qは売上高51億6,100万円(前年同期比+9.6%)。それぞれの割合は以下の通り。

<2Q各売上高>
ショッピング:22億7,100万円(前年同期比+4%)
サービス:18億5,900万円(同+17.3%)
広告:10億3,000万円(同+8.5%)


カカクコム2016業績3
少しフォーカスしてみたいのが海外事業。1年前と比較して大きな成長を見せているのがわかります。東南アジアでの展開を行っておりますが、各国でユーザーが拡大しており、特にインドネシアは約1年で+100万人(360万人)、インドは約1年で+260万人(272万人)となっております。


・食べログ
カカクコム2016業績4

食べログも、個人法人それぞれの課金が好調で、右肩成長を続けており、2Qの売上で46億600万円(前年同期比+19.6%)。それぞれの割合は以下の通り。

<2Q各売上高・UU数>
個人売上:8億6,200万円(前年同期比+29.4%)
法人売上:37億4,300万円(同+17.6%)
国内外の月間UU:7,632万人(同+10.8%) 

食べログ経由でのオンライン予約人数も大きく伸びているようで、前年同期は80万人だったのに対し、今期2Qは171万人を大幅に増加しております。ちなみに、食べログ事業の全体売上シェアは前期38.2%でしたが、今期上期は41.2%まで上がっており、全体シェアも高まりつつあります。


・新興メディア
カカクコム2016業績食べログ

新興メディアも着実に成長しております。Q売上高13億8,300万円(前年同期比+35.4)で過去最高を更新。

※主な新興メディア
・yoyaQ.com
・フォートラベル
・スマイティ
・タイムデザイン
・映画.com
・webCG

カカクコム2016業績2
夏休み等の時期要因もありますが、特に旅行系メディア「タイムデザイン」が好調に推移したようです。価格.com、食べログに次ぐ柱の登場が待たれる新興メディアですが、各メディアの進捗に期待したいところでございます。


今期の予算に対しての数字進捗も良く、好調な推移を見せているカカクコム。各事業好調ですが、特に好調「食べログ」だけでQベース売上50億円も見えてきており、引き続き注目していきたいと思います。今日はこの辺で。


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