おはようございます、ザキは外!福は内! ザキヤマです。


昨日、注目企業の一つでありますヤフー2015年3Qの決算が発表されました。2Qの決算時には、ヤフーディスプレイ広告について書きましたが、今回は広告以外の事業について見ていきたいと思います。


■売上構成(2015年3Q単体)
ヤフー_2016年3Q決算

ヤフーの事業構成は大きく分けて2つ
・マーケティングソリューション事業(広告)
・コンシューマ事業(EC、会員サービス、情報・ゲーム)
その他として、決算金融関連の事業がある

上記資料は売上構成の前年同期比較ですが、今回の3Q決算ではECなどのコンシューマー事業が広告事業の売上を初めて上回るという結果となりました。


■EC国内流通総額は3Q累計で”1兆円超え”
ヤフー_EC業績
コンシューマー好調の要因としてはアスクルの連結化が大きく寄与しておりますが、アスクルほか、オークションやショッピング、LOHACOなどのECが大きく成長してきている。11月11日の「いい買い物の日」(取扱高が前年同日比7倍)や、Tポイント活用の販促施策も奏功した。

ポイントを整理すると下記
・3Q累計のEC国内流通総額は1兆738億円(前年同期比+21.2%)と、初めての1兆円超え
・取扱高が前年同四半期比+48.3%と高い成長率


■クレジットカード事業の成長
EC事業の成長について述べましたが、ヤフーが注力している分野としてクレジットカード事業も成長を続けている。

ヤフー_クレジットカード事業

ヤフー_クレジットカード事業2

2014年4Q時点での有効会員数60万に対し、2015年3Q時点では180万人と200万人突破に向け順調に進捗していることが伺えます。ワイジェイカードの連結子会社化も影響したが、ECと連携した施策が奏功したこともあり、取扱高も急激に伸びているようです。今後新たにセグメントとして追加される日もそう遠くなさそうな気がします。


最後に3Q単体の全体数字を
ヤフー_2016年3Q決算2

売上高:1,964億円(前年同期比+82.6%)
営業利益:431億円(同-13.7%)
営業利益率:21.9%

昨年12月中旬にはホテル予約サービスの「一休」を買収するなど、引き続き、動き活発のヤフー。広告以外の事業が着実に伸び、事業軸が増えてくると益々強い会社となっていきそうです。


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