ご無沙汰しております。
久々の更新でやや緊張気味のザキヤマです。


先日、グリーが定款の一部変更案を発表しました。

前回の更新が2012年9月25日でしたので、約2年ぶりの更新といったところでしょうか。


前回の更新時の内容は、20項目を超える事業目的を追加というもの。

こんな感じですね。
・インターネットのドメイン取得代行業
・インターネットの代金決済システムの導入代行業
・ホスティングサービスの企画、提供、運営
・コールセンター及びデータセンターの企画、提供、運営
・電子商取引及び電子決済システムの企画、開発、設計、販売、賃貸、運用並びにこれらの代理業
・電気通信事業法に基づく電気通信事業
・キャラクター商品、ゲーム機器、玩具及び遊戯用具等の物品・ソフトウェアの企画、開発、製造、制作、販売、賃貸、保守、管理、運営並びにこれらの仲介
・前号に掲げる物品・ソフトウェアの輸出入及び輸出入代行業
・無体財産権(著作権、著作隣接権、 特許権、実用新案権、意匠権、 商標権等)の取得、使用許諾、 売買、 譲渡、管理並びにこれらの仲介、代理業
・古物売買業
・テレビ、ケーブルテレビ、ラジオ、 有線放送、衛星放送番組の企画、制作並びに情報通信システム、情報ネットワークの設計、運用
・放送法による各種放送事業及び放送関連技術の開発、製作、及び販売
・芸能タレント、音楽家、スポーツ選手、インストラクター、音声・映像技術者等の養成及びマネージメント並びにイベントの企画、運営
・遊技場施設、スポーツ教育施設、飲食店、宿泊施設、売店等の運営、管理
・市場調査業務の企画・実施及びそのコンサルティング(各種コンサルティング業から変更)
・各種出版物の企画、制作、翻訳、発行及び販売
・投資業及び投資顧問業
・各種金融商品の運用、投資、売買保有
・各種金融商品の企画、開発、販売
・クレジットカード業
・金融商品取引業及び金融代理業
・損害保険代理業並びに生命保険の募集に関する業務及びその仲介業
・有料職業紹介事業
・旅行業法に基づく旅行業及びその代理業
・療術業


ここ2年で見る、主に目立って形になったもの(撤退済も含む)
グリー定款変更


グリー非ゲーム事業へ12カ月で100億円規模の投資を実施へ 

上記の投資にもあるように、特に最近の動きが目立ちますが、結構カタチにしてきているのがわかる。
最近は、ホテル検索やリフォーム事業、ベビーシッターなどなど話題になってますね。


そこで先日のリリースにて、下記が追加とのこと。
・各種旅行の企画、立案及び販売並びに旅行業、旅館業及びその代理業
・宅地建物取扱業
・建設業
・一般乗用旅客自動車運送事業


これだけ見ると、不動産業界やハイヤー・タクシー業界に進出か!?ということですが、どうなんでしょうか。

ホテル検索の展開もあるので、「Uber」(https://www.uber.com/cities/tokyo)的なサービス展開もあるのかと思いましたが、Uberに関しては、同社が一般乗用旅客自動車運送事業を展開するのではなく、同事業者との提携によりクリアにしているため、旅行業としての登録となっている。とはいえ、グリーとしては旅行業の事業目的も拡充してきているあたり、可能性はありそう。

不動産に関しても、先日のオンラインでの「商品+工事+メンテナンス保証5年間」のパッケージサービスを定額で提供する「いえプラス」のリリースなどもあり、今後の展開として住宅販売や賃貸といったあたりも視野に入ってきそうな予感。


■グリーのここ2年の業績推移

数字だけみると決して悪くない(特に営業利益率など)ですが、12年のピークを境に大きく右肩下がりとなっている。2014年度には人員整理等も行い、テコ入れ。大きな強みであったゲームの勢力が衰えた今、グリーは方向転換の時期を迎えていると言える。

一部では大企業病なんて言われ方もしてますが、ベンチャーなグリーが見たいですね。ゲームのグリーからどう変貌を遂げるのか、新規事業への投資に期待。

[東京都立 戯言学園]
Android Appはコチラ
Facebookページはコチラ
ストアはコチラ